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2004.06.20

アイオワからロッキーへ(4)

4日目 旅行最終日 5月31日
行程:
Rocky Mountain N.P. - Lincoln - Omaha - Des Moines - Iowa city

旅行最終日はエステスパークのモーテルを朝6時に起床。まだ見ぬBighorn Sheepを見るため、7時には出発、7時半にはSheep Lakeに到着した。まだ朝早かったため、入場ゲートにはだれもおらずフリーパスだった。

Sheep Lakeでしばらくボーっと羊の出現を待っていたのだが、これがなかなか現れない。そうこうするうちに、Sheep Lake小屋見張り番レンジャーが到着、少し喋ったが、相変わらず「来るかどうかはわからないよー」の一点張りだった。天気はぼちぼちだったが、やはり山頂はずっぽり雲に覆われていて、今日も素晴らしい景色は期待できそうになかった。

時間があったので、閉鎖中のTrail Ridge Roadを行ける所まで登る事にした。Beaver Creekを超えたあたりから登りが続くのだが、登り始めてすぐ道の両脇は雪が積もっており、山のガスをみるとまだまだオープンには時間がかかりそうだった。登り始めて10分くらい、Rainbow から先が閉鎖中だった。ここまで来ると尾根の様子がよく見えるが、尾根は完全にガスに覆われていて、雪も降っていた。こりゃだめだとのことで、すぐに下山した。アイオワに帰ろうかとも思ったが、まだ山を離れがたく、昨日行かなかった、Bear Lake側のSplague Lakeに向かった。ここから見るロッキーの姿も、素晴らしい。

SplagueLake.jpg
(Splague Lakeから見たHallett Peak。曇ってますけど、、、)

もし天気が良くて風もなければ湖面にロッキーを映しこんできっと素晴らしい写真が撮れる事だろう。天気もいまいちで、且つ風がとても冷たかったので、湖周辺に人はまったくいなかった。

湖周辺を一周した時点で10時を過ぎており、本日中にアイオワに帰る事を考えると残念だがそろそろ出発しようと考えた。しかし相変わらず名残惜しかったので、帰り道を少し遠回りして、またSheep Lakeに立ち寄って帰る事にした。

RangerExplain.jpg
(写真:レンジャーがBighorn Sheepについて説明をしている。しかし寒かった。)

Sheep Lakeに10時30分に到着、駐車場ではレンジャーが丁度、Bighorn Sheepについて、簡単なレクチャーを始める所だった。レンジャーの話を要約すると、Bighorn Sheepの角はAntler(角)ではなく、Horn(管)である。耳の一部なのでAntlerの様に毎年抜け落ちて生え変わるということはなく、生涯そのHornを持ち続ける。しかも雄の立派なHornは木の年輪のように徐々に伸びて、大きく弧を描いて丸まっていくので、その羊の年齢を推定するのに役立つとの事。この写真に写っているホーンは約10歳の羊のものだと言う。彼らが、山の壁をひょいひょいと登って行けるのは、足の形に秘密があって、馬で言う蹄(ひずめ)がパカッと二つに分かれて、それで岩を挟む様にして登ることができるから。毛皮も寒さに強く充分厚くて、、、、。とレンジャーの話はとても面白い。そうこうしているうちにレンジャーが持っている無線機で何やら仲間と話を始めた。

ついにでた! 羊が湖に降りて来たのだ!

Bighornsheepback.jpg 
(写真:300ミリ望遠レンズでこれくらいにしか見えない、、、ちいさいなぁー。)

やった!遠回りをして良かった!
羊が道路を渡る場面は見られなかったが、レンジャーが遠くから指差す方を見ると、本当にいた。立派な角を持ったBighorn Sheepの雄が単独で湖の水を飲んでいる!突然の登場に周りの皆も大興奮だ。レンジャーは3人いて、交通整理やら、説明をしている。とくに人間が羊に近づかない様、道路脇のレンジャーは充分に目を光らせている。その一方、単独の羊はゆうゆうと水を飲んだり、草を食べたりゆっくりしている。時折、羊も人間に注意を払っているが、レンジャーがある一定距離以上に人間を近づけないために、羊も逃げたりする事はない。レンジャーがいなかったら羊が山を降りてくる事は絶対にないだろう。レンジャーにはまったく脱帽だ!

BighornSheepZoom.jpg
(写真はデジタルズーム。レンジャーいわく、この大きさの角で、15才位らしい。)
  

この日は風も強く、気温も低かったので、羊にとっても山はキツかったのだろう。あと天気が悪かったため、普段は沢山いるエルクがsheep lakeの周辺にまったくいなかったことも羊にとっても好都合だったはず。それにしてもラッキーだ。これだから国立公園巡りはやめられない!

1時間くらいは羊を観察していただろうか、お昼近くになってきたので、自分達も帰路に就く事にした。本日中にアイオワに到着しなければならないのだ。羊はまだまだ湖周辺でゆっくりしていた。

昼過ぎにエステスパークを出発し、3時にはI-80沿いのSterlingという町に到着、中華バフェを食べたのだが、この町は物価が相当安いらしく、ガソリンも$1.83/g (ちなみにアイオワでは$2.03/g)、中華バフェも$3.99という激安だった。これで食べ放題なのだから驚きだ。よく採算が取れるものだ。

RockyColoradoSky.jpg
(写真はStarlingのガソリンスタンドで撮影)

さて帰り道は相変わらずだるい。行きと同じ道を帰らなければならないのも苦痛だ。恵まれていたのは天気がずっと良かった事。サンダーストームにでも会ってしまったら、まったく進めなくなってしまう! ネブラスカを横断し、オマハに到着したのはもう夜の10時を過ぎていた。まったくブルーだ。そこからアイオワに入り、デモインを通過、アイオワの自宅に到着したのはもう明け方の2時を過ぎていた。まったく長い一日だ。帰りは時差で一時間損する事も痛かった。翌朝の仕事に寝坊した事は言うまでもない。

(最終走行距離2214マイル)

まとめ
長時間のドライブはもちろん苦痛なのだが、それ以上に得るものが多いのでやっぱり止められない。やはり苦労して到達してこそ、何かを得たときの喜びも大きい。今回の旅行でその事を再確認した。ガソリン代が大幅に値上げされたので、コストはドライブ旅行も飛行機旅行も大幅に違いはなくなってしまった。単身の旅行なら飛行機の方が安いだろう。しかし2人以上ならまだまだ車&安モーテルの方が安く旅行できる。(もちろん時間は余計にかかるのだが) 中西部に住んでいて、あまり遊ぶ場所がないと感じている方はぜひコロラドロッキーをお勧めする。3連休+αで行ってこられるのはやはり最大の魅力的だ。それこそ飛行機を使えば現地での滞在時間もたっぷり採れるだろう。


(陽ちゃん感想でも書き込んでね。ありがと!)

2004.06.19

アイオワからロッキーへ(3)

3日目 Boulder - Rocky Mountain National Park - Mills Lake - Estes Park

3日目はいよいよ待望のロッキーマウンテン国立公園を訪ねる日である。朝8時にTravelodgeを出発し(朝食はモーテルのドーナツ!)朝9時半にはEstes Parkに到着、公園入り口からすぐのBeaver Meadows Visitor Centerに立ち寄り、天気やトレイルの情報を仕入れた。
有名なTrail Ridge Roadは丁度この週末からオープンする予定だったのだが、悪天候のため閉鎖されていた。とても残念だ。

当初の予定は、地球の歩き方で紹介されていた「Flattop Mountain」ルートをトライするつもりだったのだが、センターのレンジャーに「山頂付近は天気が荒れているから絶対やめた方が良い。」と言われたので、急遽Mills Lakeへのトレイルを歩くこととした。このトレイルは難易度が「やや難」、距離が2.5mile, 高度が700feetになっており、Bear Lakeからの出ているEmerald Lake等のトレイルに比べるとやや長いようだ。

Estes Parkから入園し、そのままBear Lakeロードを進み、Glacier Basin駐車場でシャトルバスに乗り換える。この道はもう通年シャトルバスのみ通行可になっているらしい。年間300万人の観光客が訪れる国立公園なので、環境への配慮は最優先過大なのだろう。バスは30分置きにでているのでまったく問題ない。

Bear Lake行きのシャトルバスに乗り、Bear Lakeの直前のGlacier Gorge Junctionで降りて、Mills Lakeトレイルを歩き始めたのがAM10:30だった。
出発地点で既に気温はかなり低く、時折晴れ間がのぞくが雲行きはかなり怪しかったので先を急いだ。
歩き始めて30分でAlberta Fallsに到着、小さな滝だ。トレイルは完璧に整備されており、案内板も正確で道に迷ったりする事はない。比較的急な登りが続くが、それも最初だけだ。Sky Pondへの分岐の手前ぐらいから、トレイル上に雪が目立ち始めるが、どの雪もトレースで踏み固めてられており、歩きやすい。もちろんスリップには注意しなければならないがアイゼン等は必要ない。トレイル上の小さな峠を通過するときは、風の吹きさらしだったためかなり寒かった。

MillerLakeTrail01.jpg

MillerLakeTrail-Snow.jpg

12時過ぎには目的地のMills Lake(9940feet)に到着した。Mills Lakeはさすがレンジャーが勧めるだけの事はあって、湖からそびえる様に見える尾根の姿は迫力満点だ。尾根上は雲が冠っていて、風が強そうだった。
しかし、ついて間もなく雲が完全に尾根を覆ってしまった。やはり山の天気は朝が勝負だ。

Millerlake-Lakeview01.jpg

そうこうするうちに雪もチラついてきたので、下山する事にした。湖面から吹く風があまりに寒くて、とてもゆっくりする気にはならなかった。

MillerLake-LakeView_1.jpg


下りは登りの2/3位の時間で降りることが可能だが、急激な下山は膝を痛めるので、なるべくゆっくり景観を楽しみながら下った。高度が下がるにつれ(山の尾根から離れるに連れて)天気は回復。やはり尾根周辺だけは特に天気が悪いのだろう。まったく山の天気は難しい。

2時過ぎにはトレイルヘッドに到着。そこからバスを拾って駐車場まで戻った。天気が悪く山の眺めは期待できなかったので、有名なBear Lakeは諦めた。駐車場で少しゆっくりしてから、Moraine Parkまで下った。途中、川沿いに立派な角を持ったRocky Mountain Elkに出会った。(たぶん)。ここRocky Mountain N.P.はElkがそれこそ、Yellow StoneのBuffalo程、沢山いるのだが、やはり立派な角を持った雄を見かける事は比較的少ない。特にエルクは毎年秋に角が落ちるので、5月末ではまだ新しい角の生え始めが多く立派な角は期待できない。そう考えるとこの写真は、違うシカの一種なのかもしれない。(エルクも鹿です)

RockyMoountainElk01.jpg


その後、まだ時間があったので、Moraine Parkから公園の北側をドライブした。目的はSheep Lakeでビッグホーンシープを観察する事だ。この公園は比較的規模が小さく、見所が凝縮しているのでとても簡単に移動ができるのが利点だ。Moraine ParkからSheep Lakesまで車で10分程度で行けてしまうのだ。Sheep Lakeがある、Horseshoe Parkはエルクが沢山いるので、シープの出現を待つ間、Sheep lakeの駐車場で、エルクを観察していると時間がつぶせて良い。

Sheep Lakeにある見張り小屋には常にレンジャーがいてシープの出現を待っている。シープが出現したら、交通整備をしたり、人がシープに近づかない様に見張っているのだ。大変な仕事だ。レンジャーのいる小屋にはシープの出現情報も書いてあり、本日はまだ来ていないとの事だった。このSheep Lakeが特殊な点は、一日に一回程度、山の急斜面をBighorn Sheepが水を飲みに降りてくるのだ。しかも道路を横切って。しかしレンジャーも具体的にいつシープが降りてくるのかまったく予測がつかないとの事だった。普通は「昼間」だよと言っていたが、午前なのか午後なのかまったく不定期なのだそうだ。気まぐれなシープである。自分たちも少しシープの出現を待ったが、現れる様子もなかったので、閉鎖中のOld fall river roadに向かってドライブした。途中、有名な土砂崩れを通過したが、壮絶な後だった。山の斜面がまるまるそげ落ちたようだ。

走行するうちに夕方5時を過ぎ、今夜の宿泊先も決まっていなかったので、Estes Parkに降りる事にした。
Estes Parkには大手のモーテルチェーンもあるが、どこも割高だったので、地元のモーテルを探した。
ダウンタウンの外れに見つけた、Trappers Motel (別名Mountain Sage Inn)が$47と安かったので、そこに決めた。家族経営と言った感じだ。エステスパークには値段も手頃で、山小屋風のロッジも沢山あるのでどうせ泊まるならその様なロッジがお勧めだ。チェーン店は高いくせに個性もなく、こういう場所には適さない。

夕食のためエステスパークを歩いたが、ここのダウンタウンは小さいが個性的なお店が多く楽しい。
夕食はモーテルのおばさんのお勧めの「Poppy's Pizza」でピザを食べたが、安い割には美味しかった。高度が高いからだろうか?たった一杯のビールですごく酔ってしまった。やはり旅行の疲れもあるのだろう。翌日に備え、その日は早々に床についた。

2004.06.18

アイオワからロッキーへ(2)

2日目 Denver- Mt. Evans - Colorado Springs - Pueblo - Boulder

2日目の予定は、Colorado Springsまで走り、その周辺(Pikes Peak等)で遊ぼうと考えていたのだが、出発直前になり、朝刊の新聞記事に目が停まり行き先を変更した。それはRocky Mountain Newsというローカル新聞に載っていた記事で、Denverから近いMt.Evansを勧める記事だった。
その記事へのリンク

特にこの記事の「舗装道路の全米で最高点」と「観光客が少ない」に惹かれたのだ。高度はなんと 14.260feetすなわち海抜4300メートルを大幅に超える高さだ。デンバーからすぐに行けるというのも魅力的だった。

地球の歩き方「魅力的な町」編ではColorado SpringsのPikes Peakを「非舗装道路で全米一の高さ」と紹介していて、また「国立公園編」ではRocky Mountain N.P.のTrail Ridge Roadにある地点を「舗装道路で最高点」と紹介していたので、この記事には尚更驚いた。

というわけでモーテルのただ朝飯を腹一杯につめこんで、朝8時に早速Mt. Evansに向かった。デンバーからエバンスまでは、I-70を30分くらい西に進みIdaho springsのExit240で降りる。そこからさらに案内に沿って20分程度道を進むとEcho Lakeという湖に出るのでそこに山への入場口がある。このEcho Lakeにある、Echo Lake Lodgeはとても雰囲気が良くて、簡単な食事やコーヒも飲める。お土産も充実しているので一見の価値がある。特にここで、Mt. Evansのガイドブックを$3で購入する事を強くお勧めする。このガイドブックだが、山で見られる動植物の案内、ルート紹介等、手作りの味があって、とても素晴らしいのだ!

MtEvansEntrance.jpg

Mt. Evansへの入場料は乗用車が一日$10。しかしNational Park Passのアップグレード版であるGolden Eagle Passを持っていると無料で入れる。ここがNational Forestだからだ。自分たちは折角National Park Passを持っていたので、$15を払ってGolden Eagleへアップグレードして入場した。アップグレードされたパスには、小さな金色に輝くシールが貼られる。なんとなく嬉しい。

入場口を過ぎると、すぐに山岳道路がはじまる。道の脇には、マーモットがひょっこり顔を出していて、自分たちを出迎えてくれているようだ。よく見ると道の脇に沢山いる。まだ比較的朝が早かったのが幸いしたのか、車を見ると一目散に逃げて行く。のろまなヤツは自分たちの目の前を横切ろうとするので、とてもあぶなっかしい。

10分も登ると、もうかなり高度が上がってくるので、道路脇の雪が目立つ様になる。道路はガードレール等もなく、けっこう切り立った崖の脇を走る事もあるので、くれぐれも注意が必要だ。マーモットに気を取られていると転落なんて事もありかねない。だからといって除雪は完璧なので、スリップ等の心配はないだろう。ゆっくり30分くらい高度を稼ぐともう頂上に近くなる。頂上直下のSummit Lakeには大きな駐車スペースがあって、トレイル等もあるのでここで少し休憩を兼ねてトレイルを少しだけ歩いてみた。標高4000メートルまで登ると気温、風ともに完全に下界とはかけ離れている。デンバー市内はピーカンで気温もかなり高かったのだが、ここはもうダウンジャケット&ヤッケを着てもまだ寒い。風も強いので、体感温度は軽く氷点下を切っているだろう。充分な防寒着が必要だ。Summit Lakeもまだ完全に凍っている。

MtEvans-SummitLake_1.jpg(写真:完全に凍っているSummit Lake)

あまりの寒さにもう外にはいられなくなり、すぐに車に戻り、頂上を目指した。(車でね)
Summit Lakeからは5分も走れば直ぐに頂上だ。頂上にはコロラド大学の天文台や、展望台があるのだが、時期的にオープンしていなかった。それどころか頂上に到着する頃にはもう完全に雲行きが怪しくなり、遂には雪が降ってきた。まぁ山の天気は変わりやすいという典型か。頂上の駐車場から、ピークまでは約100feetのトレイルだ。車を降りて、完全に防寒具を着込んで出発。ゆっくり登っても 20分程度で頂上に到着した。

MtEvans-14256feetMarker_1.jpg
(写真:頂上の三角点)

高度4300メートルでトレイルを歩くと、もう直ぐに呼吸が苦しくなり、高地にいる事を実感できる。特に車で2時間足らずでデンバーからアクセスできる事もあり、高所順応する時間まったくない。心肺機能の悪い方はいくら車で簡単に来れるとは行っても辞めておいた方が無難だろう。頂上には携帯ボンベで酸素を嗅ぎながら歩いているお年寄りの方もいた。頂上では少しゆっくりしたが、天気は悪くなる一方だったので、早々に退散することとした。

MtEvans-ViewfromPeak_1.jpg
(写真:頂上から360度の眺めは最高!)

頂上の駐車場を出発してすぐに、Big horn sheepの親子に出会った。
メスの親子(通常、雄雌の群れは一緒にいない)だったが、かわいいホーンがよく見えた。登ってるときには気がつかなかったが、下山中は山の斜面にBighorn Sheepが沢山いた。とくに風の弱い斜面に沢山群れをなしていたので、やはり彼らと言えども寒いのは嫌なのだろう。今回は残念ながら立派なホーンが特徴の雄には会えなかった。

MtEvans-SheepZoom_1.jpg

しばし羊を観察した後は、高山病で気分が悪かったのと、天気も悪かったのとで、とっととEcho Lakeまで下山してしまった。結局朝8時に出発して午後1時過ぎには下山。高山病の影響で、なんだか気分がモヤモヤとしていたので、ロッジでゆっくりコーヒーを飲みながら回復を待った。このロッジにはハミングバードが何種類も飛来していて、テーブルに鳥の一覧表も置いてあったりして、窓際から間近に観察できるのがとても楽しかった。やはりここのロッジは最高だ。

午後2時過ぎににEcho Lakeを出発しIdaho springsに少し寄り道したのだが、ここで食べたアイスクリームはもう最高に美味しかった。Rocky mountain golden nuggetsという手作りアイスだったが、こんなに美味しいアイスは今までに食べたことがない。(おおげさ) 

その後、Colorado Springsに向かった。目的はGarden of Gods。
Idaho springsから1時間30分くらいのドライブで到着、もう夕方5時近かったが、まだまだ明るいのでぜんぜんオーケー。このGarden of Godsだが、奇岩にょきにょき系の庭園といった感じ。アーチーズやブライスキャニオンに慣れてしまった目にはやや物足りない。岩にはロッククライマーが沢山張り付いていたので、クライミングの練習にはもってこいなのだろう。園内には舗装されたトレイルが張り巡らされており簡単に歩くことができる。その分観光客が多く気分は乗らない。

GadenofGod01_1.jpg
(写真:visitor centerからの眺め)

すごいのは入場料が完全無料だということ。元々の所有者の遺言で、ここは永遠に無料で公共に開放されているとの事。まったく素晴らしいことだ。Garden of Godsを一通り見終わると、早々に別れを告げ進路を南に取り、Puebloという町を目指した。目的はただ一つ。Food Networkの名物番組「Unwrapped」のホスト=Mark Summersがいる素敵なレストランがプエブロにあると聴いていたからだ。コロラドスプリングスから一時間弱南下して、プエブロでそのお店を探したがなかなか見つからない。自分で探すのを諦めて、ガソリンスタンドのお兄さんに尋ねたらすぐにわかった。そのお店は「Conway's Red Top」というハンバーガー屋さんで、撮影当時はドラッグストアだったのとのこと。町は寂れていて活気はなかったが、ハンバーガーはめちゃ大きくて上手かった。店内は古き良きアメリカンダイナーといった趣で、TVで見る場所に似てはいたが全く同じではなかった。きっと最近はスタジオセットで撮影をしているんだろう。

そんなわけで、2日続けてのバーガーで腹一杯になった我々は明日の目的地であるRocky Mountain N.P.に向けて、I-25を北上、デンバーも通過しBoulderに向かった。さすがに疲れたので安宿探しをする元気もなく、Boulder近くのTravelodgeになだれ込む様に泊まった。($55) 得意のchoice hotelsは見つからなかった。

(メモ:TravelodgeはDays Inn, Super8, Ramada Inn, Knights Inn, Howard JohnsonらとともにTrip Rewardsというグループを組んでいる。Trip Rewardsはポイントをマイルに換算する際、航空会社の選択が少ないのであまり使えない。Choice HotelsはComfort Inn, Quality Inn, Sleep Inn, Clarion, MainStay Suites, Comfort Suites, Econo Lodge, Rodeway Innが組んでおり、マイル換算ができる航空会社もメジャーである。)

2004.06.17

アイオワからロッキーへ(1)

あまり見所がない(と言われる)アイオワ州ですが、少し足を伸ばせばアメリカを代表する大自然が広がっています。
5月末のメモリアルデー3連休(+α)を利用して、コロラド州デンバー周辺に旅行に行ってきました。目的は、デンバーから近いRocky Mountain National Park. 国立公園巡りが大好きな我々にはもう最高の目的地です。
その旅行記を少しずつ書こうと思います。

初日5月28日(金)

仕事を朝一番で片付け、朝10時に職場から直接出発。ロングドライブになるのはわかっていたので、できるだけ距離を稼ぐため、旅行の準備は前日のうちに済ませておいた。
出発してしまえばもうこちらのもの。ただひたすらにInterstate-80を西へ進む。

10:00-Iowa city
11:30-Des Moines 
13:40-Omaha(Nebraska), Sewardで給油($2.03/G)

それにしてもアイオワーネブラスカのドライブは、ただひたすらに農地が続くのでまったく面白くない。眠気をこらえるのが大変。印象としてはネブラスカの方が所謂プレーリー(大平原)で、アイオワは結構丘があって、でこぼこしている。どちらも農地である事には変わりがないのだが。スピードリミットはアイオワが65マイルで、ネブラスカに入ったとたん75にアップするのでとても快適に飛ばせる。全米どこでも言える事だが、連休中は高速警察の数がかなり多いので、スピードには特に注意が必要。普通の日の何倍もポリスがいて、きっちりスピードを測っている。最近は、ポリスカーも3台くらいまとめて隠れていて、一度に3台も捕まったりすることがあるので、「2台目ルール」が通用しない。アイオワはともかくネブラスカは75も出せるのだからそれ以上は欲張らない方が良いだろう。(以上、自分への戒め) しかし退屈なドライブだ。ネブラスカに入って、特に気になった事は、数日前に通過したひどいサンダーストームの跡がそこかしこに残っていたことだ。木は斜めに傾いてるし、池や川は水位がメチャ高く、周りは水浸し。ネブラスカは州全域に非常事態宣言がでていたくらいだからよっぽどひどかったのだろう。なんか浮かれ気分で旅行に行くのが申し訳なくなるくらいだ。

14:20 Lincoln
21:00 Denver

ネブラスカを抜けるのがとにかく一苦労だった。(何もなくて。)
途中、給油とトイレ以外はほぼノーストップで走り続けた。昼飯も走りながら、前夜のおにぎりを食べた。そうしないと出発が遅かったので本日中に到着しない可能性があったからだ。

つまらないドライブの眠気を防ぐ方法は色々あるが、やはりガムやキャンディー、コーヒー等の刺激物だろう。どうでもよいが自分のベストはコーヒーか。トイレが頻回になってしまうのが難点だが。
長距離ドライブには音楽も欠かせない。自分の車にはCDがついてないのでいつもラジオ専門なのだが、困った事にネブラスカ州はほとんどの局が、カントリーチャンネルだったので、これには参った。降参だ。やはり土地柄だろう。デンバーが近づくに連れて、ポップやブラックなチャンネルも増え始めたので良かった。最近見た映画「Boys don't cry」の印象が強すぎて、それもあってかネブラスカのカントリー攻撃は辛かった。

ネブラスカの後半では、I-80からI-76に分岐し、やや南西に進路を変える。Central timeからMountain timeに一時間戻るのが得したようで少し嬉しい。しかし時間変更の看板はとても小さく見逃してしまったようだ。

コロラドに入ったとたん、なんとも景色が変わって、やや緑が減って土地が茶色がかってくる。何にも使っていないような荒れ地も増えてきて、ユタの砂漠が近づいてきたのかと思わされる。デンバーまでは、ネブラスカーコロラドの州境から200マイル程度あるのだが、道も暗くなってサンダーストームの稲光もはっきり見えてりと、この200マイルは結構楽しめた。

デンバーに着いたのは夜8時を過ぎていた。途中のサービスエリアで見つけたモーテルのクーポン集から結構安かったQuality Innを選んで、直行した。($49) 自分たちはいつもChoice Hotelsグループがお気に入りでよく利用する。理由は単純。安いから。マイレージが貯まる場合もあるが、だいたいクーポンを使うときはマイルはたまらないようになっているのが悔しい所だ。自分たちの経験では、どのモーテルチェーンもマイル/ポイントを貯めたい場合は$15程度余計に払わなければならないことが多く、それだったらクーポン価格で泊まる事が多い。

チェックインを済ませた後、夕食を食べに出かけるにはちょっと疲れていたので、モーテルの隣のウェンディーズでバーガーとサラダを買い、部屋で食べた。ウェンディーズはサラダがあるのでお気に入りだ。バーガー/ポテトも(できたては)かなりうまい。驚いたのはデンバーの方がアイオワーネブラスカよりガソリンの価格が10セント程度安かった事だ。普通アメリカ大陸を西に向かうに連れて価格は上昇するのにいったいこれはどういうことなんだろうか?
「たぶんコロラドは石油が採れるんだろう。」(なわけないだろ!)みたいに勝手に思い込んで寝た。もうぐっすりだ。

走行距離780マイル

2004.06.16

Pella - Tulip Time

SunkenParkUp01.jpg

一ヶ月以上前になってしまいますが、Iowa cityから車で1時間ちょっとの距離にあるPellaという町で毎年催されているTulip Timeというフェスティバルに行ってきました。
詳細は以下の公式サイトでチェックして下さい。
http://www.pellatuliptime.com/

Pellaはいわゆるリトルオランダと言った感じの町で、それもそのはずオランダ移民によって作られたコロニーがその母体となっているからです。この町で毎年5月第1週にチューリップフェスティバルが行われていて、町中がチューリップに覆われるのです。町には本場オランダから輸入した巨大風車や小さな風車もあって、まさにリトルオランダの様相。
温暖化の影響でしょうか(今年は暖冬ではなかったけど)、、、チューリップ自体はちょっと開花のピークを過ぎてしまっていて、もう花びらが落ち始めている花も多かったのですが、まだまだ元気な花も沢山ありました。それより「こんな田舎にこんなに人が、、、」って言うくらい人手が多いので、じっくりチューリップ観賞をするならば、フェスティバルの一週間前位にこっそりとチューリップを見に行く方がよいかもしれません。
View Tulip image

アメリカの田舎のお祭りに行った事がある方はわかると思いますが、日本で言う所の「村祭り」の雰囲気が多分に残っていてとても懐かしい気持ちになります。
そんなアメリカの村祭りのごちそうと言えば、屋台で売られているFunnel Cake。揚げたてのドーナツにイチゴと生クリームをたっぷりのせるのでカロリーはめちゃ高いと思いますが、そんなことは忘れてみな行列を作って食べています。日本人には甘すぎてちょっとキツいですが、揚げたてはやっぱり美味しい!

お祭りにつきもののパレードも行われていて、カラフルなフロートにのった子供達がオランダ風の衣装で着飾っていたりと、とてもかわいらしいのです。
風車内の見学ツアーや、木靴製作の実演やその場で販売まで行われていて、飽きる事はありません。

7月には我らがIowa cityでもJohnson county festivalが行われます、こちらも盛大ですのでいまから楽しみです。近隣の方はぜひ遊びにきて下さい。

2004.06.15

Airport Express

というわけで気軽なネタを一つ。

以前のエントリーでも触れましたが、アップルからAirport Express featuring AirTunesが発表されました。
これ、自分の様にAirport Extremeカードを内蔵しているPowerBookを持っているのに、BaseStationを持っておらず、その恩恵にあずかった事がなかった人にはもう最高のガジェット。

更に、自分はイヤホンが嫌いなのでiPodも持っておらず、iTunesのありがたみもあまり感じず、「なんで皆、音質悪い圧縮音楽のことこんなに騒ぐんだろ」と冷ややかに思ってました。しかしこのExpressの登場ですべては変わるでしょう。家にあるステレオにこれをつなげば、もうマックをどこで操作していても、音楽も自由自在に楽しめちゃうんです。なんて素敵な音楽ライフ! OS9の時代は、音楽再生+ネットサーフィンなんて同時にしただけで、もう音楽がブツブツ途切れて音楽と言える代物じゃなかったのですが、OSX時代になってそんなことも皆無。とても安心してコンピュータで音楽が楽しめる時代になりました。もう最高。これで、映像もワイヤレスで飛ばせたらもっと最高だったのに。(まぁそれは近い将来のフィーチャーでしょうね。)


というわけで、One-clickで即予約。

(ほんとこのワンクリックっていい商売!新製品発表の興奮冷めやらぬうちに、もうクリックさせてるしー。)

2004.06.13

ブログ更新挫折

またしてもネット世界の「ルーザー」になってしまいました。
「更新が簡単」と言われ、始めたこのブログですが、やはり数ヶ月と持たなかったです。どうしてなんでしょう?仕事が忙しいからでしょうか?否、仕事が忙しくても毎日欠かさず更新している人は星の数程います。ネタがないから?否、毎日の生活や、入ってくるニュースに対して言いたい事は山ほどあります。
ではどうして?
それはたぶんブログ世界のネガティブなネタに疲れたからだと思います。

何事でも「批判」は大事です。批判がなければ世界も個人も進歩も成長もありません。しかし反面、批判は疲れます。実際、中傷や揚げ足取りではない批判を展開する事は、やはりある程度の知識を持った専門家でなければできないことです。それを知っていながら自分の過去に書いた記事を読み返してみたら、あまりに不満や、文句と言った、ネガティブな記事が多いことに気がつきまして、嫌気がさしました。「あー無意味」って。なのでこれからはぜひともそのネガティブには触れず、ネガティブは専門家に任せるとして、自分は自分に適した発信をしていこうと思い直しました。そうすれば少しはまともな更新ができるようになるのかもしれません。というわけでこれからはもっと気楽にやろうと思います。それではまた1ヶ月後に!

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