アイオワからロッキーへ(4)
4日目 旅行最終日 5月31日
行程:
Rocky Mountain N.P. - Lincoln - Omaha - Des Moines - Iowa city
旅行最終日はエステスパークのモーテルを朝6時に起床。まだ見ぬBighorn Sheepを見るため、7時には出発、7時半にはSheep Lakeに到着した。まだ朝早かったため、入場ゲートにはだれもおらずフリーパスだった。
Sheep Lakeでしばらくボーっと羊の出現を待っていたのだが、これがなかなか現れない。そうこうするうちに、Sheep Lake小屋見張り番レンジャーが到着、少し喋ったが、相変わらず「来るかどうかはわからないよー」の一点張りだった。天気はぼちぼちだったが、やはり山頂はずっぽり雲に覆われていて、今日も素晴らしい景色は期待できそうになかった。
時間があったので、閉鎖中のTrail Ridge Roadを行ける所まで登る事にした。Beaver Creekを超えたあたりから登りが続くのだが、登り始めてすぐ道の両脇は雪が積もっており、山のガスをみるとまだまだオープンには時間がかかりそうだった。登り始めて10分くらい、Rainbow から先が閉鎖中だった。ここまで来ると尾根の様子がよく見えるが、尾根は完全にガスに覆われていて、雪も降っていた。こりゃだめだとのことで、すぐに下山した。アイオワに帰ろうかとも思ったが、まだ山を離れがたく、昨日行かなかった、Bear Lake側のSplague Lakeに向かった。ここから見るロッキーの姿も、素晴らしい。

(Splague Lakeから見たHallett Peak。曇ってますけど、、、)
もし天気が良くて風もなければ湖面にロッキーを映しこんできっと素晴らしい写真が撮れる事だろう。天気もいまいちで、且つ風がとても冷たかったので、湖周辺に人はまったくいなかった。
湖周辺を一周した時点で10時を過ぎており、本日中にアイオワに帰る事を考えると残念だがそろそろ出発しようと考えた。しかし相変わらず名残惜しかったので、帰り道を少し遠回りして、またSheep Lakeに立ち寄って帰る事にした。

(写真:レンジャーがBighorn Sheepについて説明をしている。しかし寒かった。)
Sheep Lakeに10時30分に到着、駐車場ではレンジャーが丁度、Bighorn Sheepについて、簡単なレクチャーを始める所だった。レンジャーの話を要約すると、Bighorn Sheepの角はAntler(角)ではなく、Horn(管)である。耳の一部なのでAntlerの様に毎年抜け落ちて生え変わるということはなく、生涯そのHornを持ち続ける。しかも雄の立派なHornは木の年輪のように徐々に伸びて、大きく弧を描いて丸まっていくので、その羊の年齢を推定するのに役立つとの事。この写真に写っているホーンは約10歳の羊のものだと言う。彼らが、山の壁をひょいひょいと登って行けるのは、足の形に秘密があって、馬で言う蹄(ひずめ)がパカッと二つに分かれて、それで岩を挟む様にして登ることができるから。毛皮も寒さに強く充分厚くて、、、、。とレンジャーの話はとても面白い。そうこうしているうちにレンジャーが持っている無線機で何やら仲間と話を始めた。
ついにでた! 羊が湖に降りて来たのだ!
(写真:300ミリ望遠レンズでこれくらいにしか見えない、、、ちいさいなぁー。)
やった!遠回りをして良かった!
羊が道路を渡る場面は見られなかったが、レンジャーが遠くから指差す方を見ると、本当にいた。立派な角を持ったBighorn Sheepの雄が単独で湖の水を飲んでいる!突然の登場に周りの皆も大興奮だ。レンジャーは3人いて、交通整理やら、説明をしている。とくに人間が羊に近づかない様、道路脇のレンジャーは充分に目を光らせている。その一方、単独の羊はゆうゆうと水を飲んだり、草を食べたりゆっくりしている。時折、羊も人間に注意を払っているが、レンジャーがある一定距離以上に人間を近づけないために、羊も逃げたりする事はない。レンジャーがいなかったら羊が山を降りてくる事は絶対にないだろう。レンジャーにはまったく脱帽だ!

(写真はデジタルズーム。レンジャーいわく、この大きさの角で、15才位らしい。)
この日は風も強く、気温も低かったので、羊にとっても山はキツかったのだろう。あと天気が悪かったため、普段は沢山いるエルクがsheep lakeの周辺にまったくいなかったことも羊にとっても好都合だったはず。それにしてもラッキーだ。これだから国立公園巡りはやめられない!
1時間くらいは羊を観察していただろうか、お昼近くになってきたので、自分達も帰路に就く事にした。本日中にアイオワに到着しなければならないのだ。羊はまだまだ湖周辺でゆっくりしていた。
昼過ぎにエステスパークを出発し、3時にはI-80沿いのSterlingという町に到着、中華バフェを食べたのだが、この町は物価が相当安いらしく、ガソリンも$1.83/g (ちなみにアイオワでは$2.03/g)、中華バフェも$3.99という激安だった。これで食べ放題なのだから驚きだ。よく採算が取れるものだ。

(写真はStarlingのガソリンスタンドで撮影)
さて帰り道は相変わらずだるい。行きと同じ道を帰らなければならないのも苦痛だ。恵まれていたのは天気がずっと良かった事。サンダーストームにでも会ってしまったら、まったく進めなくなってしまう! ネブラスカを横断し、オマハに到着したのはもう夜の10時を過ぎていた。まったくブルーだ。そこからアイオワに入り、デモインを通過、アイオワの自宅に到着したのはもう明け方の2時を過ぎていた。まったく長い一日だ。帰りは時差で一時間損する事も痛かった。翌朝の仕事に寝坊した事は言うまでもない。
(最終走行距離2214マイル)
まとめ
長時間のドライブはもちろん苦痛なのだが、それ以上に得るものが多いのでやっぱり止められない。やはり苦労して到達してこそ、何かを得たときの喜びも大きい。今回の旅行でその事を再確認した。ガソリン代が大幅に値上げされたので、コストはドライブ旅行も飛行機旅行も大幅に違いはなくなってしまった。単身の旅行なら飛行機の方が安いだろう。しかし2人以上ならまだまだ車&安モーテルの方が安く旅行できる。(もちろん時間は余計にかかるのだが) 中西部に住んでいて、あまり遊ぶ場所がないと感じている方はぜひコロラドロッキーをお勧めする。3連休+αで行ってこられるのはやはり最大の魅力的だ。それこそ飛行機を使えば現地での滞在時間もたっぷり採れるだろう。
(陽ちゃん感想でも書き込んでね。ありがと!)
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