スティーブ・ジョブズ、ガンの摘出手術--来月復帰の見込み - CNET Japan
スティーブ・ジョブズ、ガンの摘出手術--来月復帰の見込み - CNET Japan
ビックリしました。ジョブスが膵癌の摘出手術??? いよいよアップルも終わりか???
しかしIslet cell neuroendocrine tumorと聴いてちょっと安心。いわゆる典型的「膵癌」である腺癌adenocarcinomaじゃなかったからです。
もし腺癌だったら、その発表があった時点でもうアップルの株価は下落していたでしょう。いやがおうでも今のアップルはスティーブの個性に支えられているのでしょうから。
ニュースでは腫瘍の詳細はわかりませんが、「癌」と騒いでるわりには、ケモもラディエーションも必要ないとのことなので一応安心できるのではないでしょうか?
そもそも、この腫瘍はとても稀な腫瘍で、腫瘍細胞自身が、いわゆる「内分泌ホルモン」を産生する事が多く、ホルモン産生性腫瘍の場合、そのホルモンによる症状が早期に発生するので、逆に腫瘍が早期に発見されやすいという特徴があります。これが「沈黙の臓器」と呼ばれる膵臓の腫瘍の中でこの腫瘍が早期発見される、すなわち予後が良い理由なのです。
ジョブスにホルモンによる症状があったのかどうか定かではありませんが、ホルモン非産生腫瘍だった場合、発見が遅れて転移等を含む悪性化する事が多い(90%)のでホルモン産生性だった可能性が高いのかもしれません。(想像。もちろん非産生性腫瘍が早期にみつかることだってあります)
英語のニュースではCancerous(癌の様な)という表現をしていたので、その辺はまだ組織学的診断がきっちりついていないのではないかとも想像できます。それなのに、放射線療法も化学療法もいらないと断言している理由は、術中所見で、腫瘍の進行具合が非常に早期で、迅速病理診断で悪性度は低いと言われたからなのかもしれません、、、うーん情報が少なすぎる。そもそもこの腫瘍自体数が少ないので、ケースバイケースで扱われるてる事も多いらしいし。
ジョブスが9月に仕事復帰をすると断言している事から想像するに、iMacの発表を遅らせたのは、ジョブスの病気が原因だった可能性も考えられます。パリのエキスポが8月末ですから、ジョブスはどうしても自分自身で「これがAll New iMacだ! ジャジャーン!」って発表したかったんだと思います。
ということは腫瘍の占拠部位も、この復帰の早さから見て、膵頭部ではなくて、膵体尾部だった可能性が高い。術式はリンパ節廓清を伴わない、部分切除か体尾部切除で、侵襲がより大きなPDだった可能性は低い。
少ない情報の元、勝手に想像してみました。専門医の先生が読んだら、かなりひどい内容かも。すみません。
いずれにせよ、8月末のパリエキスポは「ジョブス復活&New iMac」で盛り上がりそうですね!


ジョブスのキーノートスピーチの無いコンベンションなんて、さび抜きの寿司にたいなものですね。
はっきり言って、彼は今生きているアメリカ人の中で3本の指に入る、スピーチ上手だと思っています。
聞いているうちに、彼のペースにぐいぐいと引き込まれてしまいます。
医学のことは全然なんですけど、一日も早い回復を。
Posted by: IA 52242 | 2004.08.03 at 12:08 PM